いざ独立を考えているが、独立して大丈夫だろうか?
そのような疑問を持っている人は多いと思います。
今回の記事では、どういった条件を満たしたら、独立しても大丈夫なのかについて触れていきます。
①貯金
最低でも生活費の半分、できれば生活費の2年分の資金があったら精神的に安心になると思われます。
「生活費は最低どれくらいのかかるか」と考えてみてください。
都内で1人暮らしの場合、家賃や食費、光熱費などを合わせると、1年間で400万円前後は必要かもしれません。
予想よりも苦戦したときに、余裕がなくなってくるため、できるかぎりの貯金は準備しておきましょう。
長期で売り上げゼロなんてことはそうそうないと思います。
一般的に中小企業は3カ月売り上げゼロだと倒産すると言われています。
そのため、2年分の資金がある個人事業主は、体力があるといえるでしょう。
②税金の知識
独立するならある程度の税金の知識は必要です。
所得税、住民税、個人事業税、消費税、国民健康保険のこれらの知識が皆無のまま独立すると
税金と社会保険料の支払いに追われてしまうことになります。
知らないことを放ったらかしにしておくほど怖いものはありません。
世の中には知っているだけで得することもたくさんありますが、それ以上に知らないことで損をすることもあります。
会社員とは違って基本的に自分で申告・納税が必要です。
フリーランスになるなら避けては通れません。
フリーランスになる前に、ある程度の知識があれば、あとは怖い物なく飛び込めると思います。
③緊急避難先の確保
何があるか分からないってのが人生なので、いざというときの避難場所は確保されている方が安心ですね。
皆さんの場合は実家とか兄妹姉妹の家とか 親友の家とか本当に大変な時に助けてくれる味方そういう人のところですね
ちなみに日本には公的年金、生活保護、雇用保険など公的なセーフティー ネットがあるので
そういう意味では二重にいざというときの避難場所があるわけです。
④基本的な生活力と自己管理能力
毎朝ちゃんと起きてしっかり朝ごはん食べて、変な時間に二度寝とか昼寝せずに太陽の光を浴びて、体も動かして夜もしっかり寝る。こういう生活習慣がないという人はけっこう困るかなと思います。
朝型か夜型は人によりますし、どっちでも成功してる人はいますが
うまくいってる人は比率的には朝方の方が多いと言われています。
個人事業主は体が資本ですから会社組織のように病欠したんだけど
誰かが代わりにやっておいてくれるということはないわけですので心身の健康は自分で守らないといけません。
強制力が何かと強い会社員で生活ですら、グダグダな生活を送っている人は
独立するともっとめちゃくちゃになってしまう可能性があります。
⑤ファーストキャッシュを手に入れる
失敗の王道パターンとして、最初の売り上げが1円も売り上げが経ってないのにいきなり独立しまうパターンがあげられます。
サラリーマンやりながら 月5万円のブログ収入があるとか
せどり収入がある、ライター収入がある、デザイナー収入がある
こうやってファーストキャッシュを得ている人は、後はこの労力と事業投資資金 これらを増やせば売り上げが増えていきます。
副業の時間でも会社帰ってからの時間でも5万円稼げているわけですから
会社に使ってた時間や労力、その他の資金というのを、副業の方に使っていたのを
本業まわして時間を注いでいけばだいたい稼いでいけるということです。
もし、これが売り上げゼロだったら、時間や労力を注いでもなかなか稼げないし、
そこに至るまで時間がかかってしまいます。
最初の売り上げがたったっていうことは顧客ニーズがある、
仕事をこなす力があるっていうことの裏返しで証拠になります。
この2つを確保できている、確認できているというのは非常に重要なことです
最初の売り上げがたつ前に希望的観測だけで
顧客いるはずだとか、仕事あるはずだとか、 この仕事は絶対うまくいかずだって
思い込んで動くことはリスクは高まってしまいます。
⑥SNSフォロワーを増やす
SNSでフォロワーがたくさんいると売上を拡大していく上でとても有利に働きます。
今の世の中の良いものとかサービスをつくるだけではいけません。消費者に届けなければ意味ありません。
SNSはローコストで広告できる、営業できる素晴らしいツールです。
もし他の誰かが利益目的でオンラインサロンを作ったとしましょう
そうなると広告費を使ってお客さんを集めいることになります。
しかし、一方で何十万人以上のフォロワーさんがいると
「コミュニティを作った」「サービスを作った」いう発信をするだけで大勢の人にその存在を 知ってもらえます。
普通だったら何十万、何百万と広告費をかけて人を集めないといけませんが、それをしなくてよくなります。
数字のイメージで行くとX(Twitter)やFacebook、Youtube、インスタグラム
これらのSNSでフォロワーが1万人以上いると安心できてくる数字になるかと思われます。
⑦仕事仲間
中小企業の経営者やフリーランスの人は、皆さんが思っている以上に同じようなメンバー内で仕事を回しています。
エンジニアの人は、特にそういった傾向が強い印象です。
「こういった案件あるんだけどちょっとアサインにしてくれない」などですね。
良質なコミュニティグループで認められたら、仕事に困ることはなくなります。
仕事仲間が多い人は、信用される人格がある、頼りにされる能力がある、人を惹きつける魅力があるということになります。
会社員であるにも関らずフリーで仕事をしている人たちに好かれて、
仲間に誘ってもらえるような人は独立してやっていける十分な力があるかと思われます。
逆に人と関われない人っていうのは厳しいかなと思われます。
⑧スキル・専門性
売上をどんどん伸ばしていこうと思ったら、スキルや専門性は必須となってきます。
価格を上げるにも、顧客を増やすにも有利なのは
「ぜひあなたに頼みたい」「あなた以外頼めない」こういった希少性の高いスキルがある人ですよね。
やっぱり希少性の高いスキルを持っている人には自然と仕事集まります。
スキルがないまま独立すると、誰にでもできるような作業ばっかり受ける事になります。
「タイピングできます」と言ってもタイピングができる人というのはたくさんいます。
「英語が話せます」というのも凄いことですが、英語が話せるだけでしたら、やはりたくさんいます。
単価の安い長時間労働になってしまったり、クライアントで振り回されたり、雑に扱われてしまったり
「会社員時代以上に自由がない」なんてこういう事態にもなりかねないです。
何とか食べて行けたとしても、独立して目指したい未来はこれではないと思います。
「もうちょっとこう自由が欲しい」、
「ちょっとぐらいお金が安くなったとしてもそれでもやっぱり自由を手に入れたい 」
そういうのを求めてやってるはずなのに、これだったら、一人ブラック企業と変わらないじゃないかみたいな。
こうなってしまったらよくないです。
難しく考える必要はなく、
もし上司とか同僚に、「あっ君はこれ得意だよな」とか、「ここは勝てないわ」とか
友人から「これ手伝ってもらえるかな」とか
そんな風に言われたことがありましたら、そこが皆さんの専門性かもしれません。
⑨情熱
成功する人の仕事には必ず情熱があります。
逆に「目の前のキャッシュに目がくらむ」「ばれないだろうと手抜きが増えちゃう」「学びに興味がない」
こういう人はどっかでつまずくんですね。
少々スキルが高くても、仕事に愛を感じないっていう人に繰り返し仕事を頼もうと思わないです。
1回やって終わりになることになります。
すごい高いスキルを持っていても、将来性とかを考えたときに、
少し技術的には落ちても、情熱のある人に頼もうかなと思われてしまいます。
そもそも情熱のもてない仕事はやってる本人が一番つまらないはずなんですよね。
せっかく独立をするのなら是非情熱が持てる仕事をした方がいいですよね。
⑩捨てる勇気
最後に捨てる勇気をもちましょう。
個人事業主っていうのは常に捨てる勇気が試されます。
そもそも会社員が独立するときには会社員という身分を手放さないとダメですよね。
新しい何かを手に入れるには今持っているものを手放さないといけない。
何か手放さないと次をつかめないわけです。
例えば、顧客 a さんから月10万円の仕事をもらって毎月やりくりしていたとしましょう。
もっと稼ぎたいと思ったら顧客 b さん顧客 c さんからも同額10万受注すればいいわけです。
そうすると1日フルに働いて月30万円の売り上げなるわけです。
しかし、ここからさらに上を目指して月50万円 100万円稼ごうと思うと、今のやり方の延長では無理なんです。
時間単価がもっと高い仕事、組織化ができる仕事、こういったものにシフトしないといけません。
今の状態にしがみつこうとする人は「この30万をどうしても逃したくない」
そういうタイプの人は割と発想が会社員的といえます。
変化に乗りながら、生き残ってる現状維持で安定したがるタイプですね。
これはいつか行き詰まります。
なぜなら世界は常に変化しているからですね。
自分の過去の経験実績にとらわれずに、時にバンバン捨てていく、
握っているものを手放してより、大きなものをつかみ取りにいく。
たとえ失敗したとしても、「あの時手放さなければよかった」
なんてことを考えない、捨てる勇気のある人はきっとうまくいくと思います。
まとめ
ここまで、独立するまでに準備した方がいいことを10個紹介しました。
会社員は会社を辞めると生きていけないって思ってる人が多いですが、戻りたかったら戻れます。
「会社を辞めたい」、「好きなことをしていきたい」
そう思ったら、どうすれば失敗せずに独立できるのかを具体的に突き詰めていきましょう。
自分にはできないって思う人はできないと思い込んでるだけです。
会社に依存せずに食べていく力は皆さんあります。